悪名高い5人組の窃盗団が
善行の気持ちよさに気づき始める話。
メインキャラクターだけが擬人化された動物で描かれ、
それ以外は普通の人間という独特の世界観だが、
変装して忍び込む場面などは
身体のサイズや動物である見た目の違和感が大きいのに
なぜバレずに済むのかの疑問が拭えなかった。
これなら「ズートピア」のように
動物だけが暮らす世界という設定にした方が
もっと自然に受け入れられたように思う。
また、5人組の実力や結束力があまり伝わってこなかったり、
最後の場面でなぜ仲間の元に引き返す前に
隕石を一旦返してしまわないのかなど
ご都合主義のような感じる場面もいくつか目についた。
3DCGをベースにしながらも2D表現を重ねて
新鮮でスピード感のある画面に仕上げているのはよかったが、
ストーリーとしてはのめり込めるほどの魅力がなく、
割とありがちで爽快感の薄い内容だった。