大手商社に入社した落ちこぼれの女性が
一目惚れした男性社員に会うために
周囲の助けを得ながら出世を目指していく話。
1988年に連載開始した作品ということもあり、
時代背景に古さを感じる部分はあるが、
知識も技術もない主人公が
努力と素直さで少しずつ活躍していくのが面白い。
女性版「課長 島耕作」ともいえる読み心地で
組織の中で認められるためのツボが詰まっているし、
困難な状況で力を貸してくれる人脈の大切さが実感できる。
自分を敵視する存在にもめげずに
まっすぐ健気にがんばる姿に深く感情移入してしまう。
女性向け作品でありながら
友情・努力・勝利といった少年マンガの要素が盛り込まれ、
仕事で成果を上げていく気持ちよさが味わえる傑作。
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悪女 －働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？－（テレビドラマ）
