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ヒメアノ~ル<全6巻>

清掃会社に勤める冴えない男性が
偏屈な先輩の恋愛相談に乗っていく話。


実写映画版の方はサイコパスの凶悪さに比重が置かれていたが、
原作マンガはほのぼのした恋愛模様が印象的で、
登場人物それぞれの強烈な個性が味わえる。
気持ちの悪いキャラクターばかりなのに好感が持てるのが不思議。


また、何をしでかすかわからない男性の行動と
清掃会社に勤める男性2人の日常が対比として描かれており、
その距離がジワジワと近づいていく展開も怖い。


ただ、カップルが2組成立したあたりから急に読み応えがなくなり、
終盤2巻はサイコホラーとして期待していたような展開もないまま
尻切れトンボのような唐突な結末を迎えるのは残念だった。


そういう意味では実写映画版の方が完成度が高く、
設定とキャラクターをうまく活かした仕上がりだったと言える。


【関連作品のレビュー】
ヒメアノ~ル(実写映画)

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