妻と息子が避暑地に旅立ち
自宅にひとりだけとなる夏の間、
美女との浮気を夢見る男性を描いたコメディ。
白いスカートが大きくめくれるシーンが有名な
マリリン・モンローの代表作のひとつだが、
いざ見てみるとその場面の存在感は非常に小さく、
物語の大半は自室内で展開していく。
浮気に魅力を感じつつも臆病な主人公が
ぶつぶつと独り言を言いながら
いろいろな妄想を展開していくのが面白い。
欲望と倫理観と恐怖感の間で揺れ動く様子に
感情移入しながらも笑ってしまう。
1955年公開とかなり古い作品だが、
コメディ映画として人を選ばず楽しめる内容だった。
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