山間を走る長距離列車がテロリストに乗っ取られ、
たまたま乗り合わせた元軍人の主人公が敵と戦っていく話。
「沈黙の戦艦」の続編ではあるが、ストーリーは単純だし、
引き継がれている人間関係の範囲が非常に小さいため
本作だけを観ても特に問題なく理解できる。
孤立した閉鎖空間での戦いというのはいいのだが、
主人公が出会った敵を難なく倒していくので
緊迫感を感じる場面が少ないのが残念。
また、車内での位置関係がわかりにくいので
敵と主人公と人質がどのぐらい迫っているのかも判断しにくかった。
アメリカを脅迫する脅威としては迫力があったし、
落下死する人間を直接的に見せる演出もよかったが、
アクション映画としてはそこまで興奮できなかった。
【関連作品のレビュー】
沈黙の戦艦