歌舞伎町のバーで働く探偵の女性を軸に
いろいろな関係者を描いた群像劇。
主人公の身近で起きた出来事がバラバラに描かれつつも
少しずつつながっているという構成は面白いが、
それぞれのエピソードにあまり惹きつけられないのが残念。
どこかで観たような話だったりオチらしいオチがなかったりと
それほど没入できない内容ばかりが続く。
FBIから頼られるほどの主人公の実力は伝わってこないし、
予想外の行動が楽しめるわけでもない。
各キャラクターもベタな設定ばかりで
本作独自の魅力というものが見当たらない。
既存の作品のストーリーを寄せ集めて
1本にまとめた程度の印象しか受けない凡作。