「X / エックス」の続編で、
前作で殺人鬼として登場した老婆の若い頃を描いた話。
非常に安っぽくて退屈だった1作目と比べると、
何をしでかすかわからない主人公の雰囲気が目を惹き、
被害者は少ないものの観ていられる内容になっている。
ただ、テンポの悪さは相変わらずで
時間に対してストーリーの密度が低い。
サイコパスとしてはもう少し飛び抜けた異常性が欲しいし、
スプラッターホラーと呼べるほどの刺激もない。
1970年ぐらいの映画ならともかく、
最新作としてはかなりパワー不足に感じる仕上がりだった。
【関連作品のレビュー】
X / エックス(2022年公開アメリカ映画)