介護サービスの利用者の自宅で
高齢者と所長の遺体が見つかったことから
これまで隠されていた事件が明らかになっていく話。
高齢化がどんどん進行して
介護に疲れる人々が増えている日本では
非常にリアルな社会問題が題材になっており、
2人のメインキャラクターの発言に考えさせられる。
映画としては冒頭40分ぐらいがピークで
終盤に近づくほどパワーダウンしていくのが残念だが、
事件の全体像が一気に明かされる流れは気持ちいい。
全編にわたって俳優陣の熱演が光り、
倫理観を揺さぶられるサスペンスとして見応えがあった。