「京町ロワイヤル」に続くシリーズ3作目で、
豊臣秀吉にまつわる幻の茶碗をめぐる話。
3作目にもなるのにちっとも洗練されておらず
やたらとテンポが悪くて盛り上がらない。
カリスマ波動アーティストが一体なんなのかもよくわからないし、
主人公たちが贋作を作ろうとする動機も弱い。
茶碗を生み出す場面も過去作と似ていて新鮮味が薄いし、
関係者を陥れる場面には期待した痛快さがまったくない。
とにかくダラダラとしているばかりで
面白さを感じる要素が見当たらない。
1作目は個性的なキャラクター、
2作目はストーリー展開とそれぞれ見応えがあったのに、
今作はど何ひとつ魅力を感じない完全な駄作だった。
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嘘八百
嘘八百 京町ロワイヤル