作品情報:
https://www.netflix.com/title/81351263
1980年代の女子プロレスで活躍したダンプ松本と
その周囲のレスラーたちの生き様を描いたもの。
主人公に関するエピソードは非常にスローペースで
全部で5話しかないのになかなか我々の知るダンプ松本にならないが、
ビューティ・ペアやクラッシュ・ギャルズといった
当時有名だった女子レスラーたちの葛藤が描かれていて面白い。
ただ、全体的に打撃技は手加減しているのが露骨で冷めるし、
体重を10キロ増やして挑んだという長与千種役の唐田えりかや
ライオネス飛鳥役の剛力彩芽は身体が華奢すぎてペラペラ。
当時の試合をよく再現しているとはいえ、
本物の動画と見比べると迫力の違いが圧倒的。
ゆりやんレトリィバァも無理して標準語を使う様子が
コントを観ているようで嘘くさかったし、
それまでウジウジしていたのに
手のひらを返したように素行が悪くなるのも
主人公として感情移入しにくかった。
男性俳優の演技はどれもリアリティを感じたし、
日本人を取り上げた伝記ドラマの登場は嬉しいが、
あまり熱狂できる部分がなくて残念。