幼い頃に父を亡くし、ダウン症の弟や
下半身不随の母親を世話しながら
自分の生きる道を模索してきた女性の自伝をもとにしたドラマ。
まだ若いうち手間のかかる家族の負担を背負う
いわゆる「ヤングケアラー」と呼ばれる辛い状況ではあるが、
主人公の飄々(ひょうひょう)とした明るい人柄と
関西弁による日常的なツッコミが場を和ませてくれる。
いろいろなミスで周囲に迷惑をかける場面が続くが、
めげない性格と愛嬌のある言動のせいで
ついつい応援したくなるというキャラクターがスゴい。
生活環境にいろいろな変化がありつつも
常に家族愛を感じることができる良作ドラマ。