クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた同名作品を
明治時代の日本を舞台にリメイクしたもので、
遊女の顔に消えない傷を作った男に
その恨みを晴らしに行く賞金稼ぎたちの話。
「ゴールデンカムイ」と同じ世界観に
個性的なキャラクターたちが出てくるのはいいのだが、
警察署長の横暴がひたすら描かれるばかりで
スカッとさせてくれる要素が少なすぎる。
「人斬り十兵衛」などと恐れられたと言いつつ
主人公の強さが味わえる場面がほとんどなく、
フラストレーションが溜まるやり取りを
2時間近くも見せられるのが辛い。
弱者が悪人たちに対抗する様子を期待していただけに
思ったほどの面白さが味わえず残念だった。