久しぶりに地元の離島に帰ってきた女性が
そこで暮らす変わり者の青年と交流していく話。
人口の少ない寂れた島という舞台は珍しくないのに
キャラクター作りが非常にうまくて
読み始めるとグイグイ引き込まれてしまう。
どの登場人物も魅力にあふれていて
その言動がいちいち微笑ましいのがスゴい。
島民は顔見知りばかりという狭い世界で
不器用で息苦しい生き方をする2人が
少しずつ距離を縮めていく展開が楽しいし、
ドロドロせず気持ちよく締める筋書きも素晴らしい。
全2巻でありながら、充実した読み応えと
清々しい読後感が得られる良作だった。
