マンガ「ガラスの仮面」のパロディアニメである
「ガラスの仮面ですが」の劇場版。
原作中のインパクトのあるシーンや
セリフを応用したパロディが優秀だった本編に対し、
この劇場版は非常につまらなく、まったく面白味がなかった。
演技にのめり込む登場人物たちを現実的な世界観に置き、
その言動を笑いに変えていたわけだが、
今作では全編通してひとつの設定のまま話が展開するし、
原作のパロディ的な要素がない。
テレビ版は5分以下という短さもあってテンポのいい笑いの連続だったが、
50分もの長さになった今作はダラダラとしてしまって退屈なばかり。
優秀なパロディだった作品が、
長編になってつまらなくなってしまったのは残念。
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