お金の管理に無頓着だった女性が
日々の生活やカフェの経営を通して学んでいく話。
序盤の家計簿あたりを扱っていた部分はありきたりの内容で退屈だったが、
カフェの経営に関する話が出てきたあたりから、
住宅ローンや保険など興味を引く内容になって読み応えを感じた。
作者の無頓着さはやや呆れるが、説明がうまく、マンガとしても読みやすいので
とっつきにくい題材に関して理解しやすい解説本になっているのは良い。
マンガとマンガの間に挿入される文字ページのボリュームが多いので
もう少しマンガの中で説明して欲しかったところだが、
適当に住宅ローンや生命保険に手を出してしまうような人には
まずこの本を読んでおくと気が引き締まるし、最低限の知識が身に付くだろう。
こういった経済の基礎知識を身に付けたい人には
「未成年のうちに聞きたかったお金の話」も合わせて薦めたい。