冒険者たちがダンジョンの下層を目指しつつ、
出会った魔物を調理していくコメディ。
設定は単純なのに、ファンタジーRPGの世界観と料理を組み合わせると
これほど面白くなるのか、と驚かされる傑作。
RPGのセオリーをきっちり守りつつ、
料理話が展開されるところが笑えるのだろう。
キャラクターの作り方もうまく、登場人物の魅力が素晴らしい。
架空の世界なのに、生理的な嫌悪感や好奇心、
料理に対する反応についつい共感してしまう。
調理の流れが解説される場面が頻繁に出てくるが、
材料はファンタジーで定番の魔物たちというギャップが面白すぎる。
料理マンガでもファンタジー作品でもない新しいジャンルが生まれた1作。
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