電池によって稼働する人間型ロボット「星屑」が
周囲の人間と関わっていく話。
電池さえあれば寿命が尽きないロボットの存在を軸に、
何年という大きな年月を行き来しながら話が展開していくところが独特。
以前のエピソードで出てきた人物がぐっと歳を取っていたり、
昔の名残が次のエピソードで感じられたりと
大きな時間の流れを感じさせるストーリー構成がうまい。
全4巻で綺麗につながる筋書きになっているので
一気に最後まで読むと満足できる。
マンガとしてややわかりにくいところがあり、
何度か読んで理解と面白さを深めていくタイプの作品。
近未来を舞台にした独特の世界観と
活き活きとしたキャラクターが魅力だが、やや人を選ぶところがある。