企業の不調を改善するためにコンセプトを決めるよう提案した本。
前半は「コンセプトが大事」という理屈が正しいことを示すために
富士フイルムやスターバックスなどの例をダラダラと紹介するばかり。
後半はコンセプトを生み出すための手法をダラダラと説明するだけ。
企業それぞれに合ったコンセプトが大切、ということを言うだけの本で
あまりにも内容が薄すぎる。意味のない空行も多い。
結局、意味深なタイトルで語られている「あれ」というのは
特に何かの商品を指したものではなく、
無印良品はいろいろなジャンルの商品で収益を上げている、というだけの話。
インパクトのあるタイトルではあるが、
無印良品に関してはプロローグで語られているだけ、という騙し討ちのような内容。