1970年代に放送されていたテレビアニメ
「科学忍者隊ガッチャマン」をベースにした作品で、
多くの人にSNSが広まった世の中で活躍するガッチャマンたちの話。
謎の敵と戦うガッチャマンという
ヒーロー集団がいる、ということさえわかっていれば
過去の作品を観ていなくても理解できるが、
本作独自の設定や用語が多く登場するので
それらを速やかに理解できるかがポイント。
序盤は登場人物の把握や敵味方の区別すら戸惑うだろう。
誰もがスマートフォンを持ち、SNSやアバターで交流する現代の様子が
うまく設定として取り入れられており、映像や演出のクオリティも高い。
「クラウズ(=群衆)」というタイトル通り、ガッチャマンたちの活動よりも
大勢の一般人の行動がキーになる展開が面白い。
ヒーローが出てくるのにヒーローものでないという独特の作品。
【関連作品のレビュー】
科学忍者隊ガッチャマン(テレビアニメ)
GATCHAMAN(OVA)
ガッチャマン(実写映画)