一度行った場所・見た場所へ
テレポーテーション(=ジャンプ)できる能力を持った主人公の話。
ジャンプする際の演出は非常にうまく、
その能力を活かした見せ方が次々に展開されるのは素晴らしい。
が、映画として見た場合、主人公に魅力が少ないのが残念。
序盤の悪行はともかくとして、中盤以降もやることなすこと悪い方向へ流れ、
周りの人物に迷惑かけまくり。
結局、相方の方がよっぽど活躍していたりするので
主人公の主人公たるところが味わえない。
そもそも映画では悪役として登場しているパラディンだが、
能力を使って犯罪を起こしまくるジャンパーを退治している集団なわけで、
むしろそちらに正義があるのでは、と思ったりする。
あくまで映画なわけで、そこは主人公をある程度尊敬できる人柄にして
感情移入させて欲しかったところ。
魅力的な能力に憧れながらも終始、主人公にイライラさせられた。