「不思議の国のアリス」を実写映画化した作品の続編で、
アリスが元気のないマッドハッターを救うため、
時間を操れるアイテムを取りに行く話。
個性的なキャラクターや映像、突飛な世界観は素晴らしいが、
ストーリーはあまりにも陳腐で入り込めなかった。
マッドハッターのためにアリスがそこまで努力を見せる理由もわからないし、
個人的な都合で盗みを働く主人公に感情移入できるはずもない。
世界の破滅を防ごうとするも、そもそもの原因はアリス自身である。
もはや「不思議の国のアリス」とは何の関係もなくなっているし、
強引に続編として仕上げた割に、映画としてもつまらないというデキの悪さ。
よほどの思い入れがある人以外は観る必要がない。
【関連作品のレビュー】
アリス・イン・ワンダーランド
ふしぎの国のアリス(1953年公開アニメ)
ディセンダント ライズ・オブ・レッド(実写映画)