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ハンコック

超人的な肉体で、銃弾も跳ね返し、車を軽々と持ち上げ、
どこへでもひとっ飛びで移動できるがとにかく性格がイマイチという
これまでにはない新鮮なヒーローもの。

この設定はなかなか面白く、ヒーローとしての能力があるからといって
模範的な人間とは限らない、というのは斬新。
その嫌われ者のヒーローが、冴えない男に
ヒーローとしての正しい振る舞いをアドバイスされていく。

主人公がヒーローらしく立ち直っていくところや
今の時代でないと実現できなかったであろう特撮は素晴らしく、
早いテンポも相まって、開始1時間は非常に面白かった。
物を一瞬で遥か彼方へ投げたり、
地上から一気に飛び出すハンコックの姿はとにかく気持ちいい。

ただ、後半30分になり、唐突に前触れのなかった展開になる。
なぜこんな設定が突然明かされたのか、
今までの流れのまま結末を迎えた方が
どう考えても面白かっただけに、最後まで意味不明だった。
とってつけたような後半は本当に残念で、
前半の流れがほとんど無関係になってしまった。

さらに、ハンコックにアドバイスするコンサルタント、
レイ・エンブリーの吹き替えをEXILEのメンバーが担当しているようだが、
あまりにも浮いてて台無しだった。このあたりも完成度を下げている。

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