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おと・な・り

あるアパートの隣同士に住み、お互い顔は知らないけれど
壁の向こうから聞こえてくる生活音によって
存在を意識している男女2人が主人公の話。

コーヒーを挽く音すら聞こえるという壁の薄さで
あまりにもプライバシーがなさすぎるのが不自然だが、
ひとり暮らしの孤独感を癒すために
隣人の生活音に親しみを持っているという設定は面白い。

しかしながら主人公以外の登場人物で嫌な気分にさせられるところが多すぎる。
その筆頭が失踪した彼氏を探すために主人公宅に上がり込む女性で
ガサツでデリカシーがなさすぎる言動に思い切りイライラさせられる。

その他、花屋のスタッフの想い人やコンビニ店員など
なぜわざわざそんな設定に、と思うような嫌悪感を感じる展開があって
まだ見ぬ隣人を意識するゆっくりとした恋愛模様よりも
そういう場面を見せられるストレスの方が大きかった。
2時間近くある割に内容が薄っぺらいのも事実。

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