アルバイトをしながらバンド活動を続ける彼氏と
それを応援する彼女とを中心とした話。同名のマンガを実写化した作品。
世間的な評判は悪くないようだが、個人的には非常に退屈な内容だった。
ダラダラとし、煮え切らない言動ばかりの彼氏にはまったく感情移入ができず、
なぜ彼女がそこまで応援するのかがわからないし、
劇中に流れる歌もうまいように思えない。
社会人2年目だったはずの彼女が仕事中のちょっとした出来事が不満で
気軽に辞めてしまうのも相当イライラさせられる。
いい歳をして無職となった2人がどうやって暮らしているのか不明だし、
今後の見通しもなく、ただやりたいからという理由だけで
バンドを執着することに共感ができなかった。
これが若者たちの悩みや感情を
リアルに表現しているということなのかもしれないが、
応援する気持ちのわかない主人公たちを見せられただけだった。
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