まったく片づけることができず、壮絶な汚部屋に住んでいる自分が
自分がどうやってその生活を改めたかをマンガで説明した本。
いきなり片づけ方から説明するのではなく、
部屋がどんな状況であったか、その中でどんな生活を送っているか、
片付けていないことでどんな損をしてきたかなどを詳細に説明しており、
同様に片づけられない人にもそうでない人にも感情移入しやすい。
特に、部屋が片付いていないことで損をした内容は
片づけるための意欲につなげる意味でもすごく参考になる。
本人にも「片づけないといけない」という自覚はあり、
今までどう片付けにチャレンジしてどう失敗してきたかも説明があり、
このあたりは汚部屋に住む人にも心当たりがあるところだろう。
そしていかにハードルを低くし、何から手をつけていったか、
ひとつの作業が終わったら次に何をしたかなど、順を追って説明していく。
これを読んでその通りにすべきかどうかは人それぞれだが、
片付けたことでどんないいことがあったか、
生活が快適になったかがきちんと描かれているので
片づけに取りかかる決心をつけるのに向いている本。
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