特殊な鉱石のおかげで独自の発展を遂げたアフリカの小国を舞台に
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」で描かれた爆破テロの影響で
死亡した父親から国王の座を引き継いだ男性が
国の平和を守るために行動する話。
悪を倒すために活動するといったわかりやすいヒーロー像ではなく、
いろいろな部族の主義主張が絡む内部抗争をが題材となっている。
ひとつの国でありながら文化や考え方が違う小さな部族が集まっており、
アフリカ独特の雰囲気がそのまま作風に現れているので、
一般的なヒーロー映画を期待していると、内容のギャップに戸惑うだろう。
アクションシーンは非常に魅力的で、
超科学に支えられた特殊な装備と
他作品にはない個性的なやり取りが楽しめる。
発展途上国でありながら実は高度な技術を有しているという設定は面白い。
アクションシーンの少なさと
話の大半が内紛を描いている部分は好みが分かれるだろうが、
今までにない独自の雰囲気が味わえる作品。
【関連作品のレビュー】
ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
アベンジャーズ エンドゲーム