「ブラックパンサー」の続編で、
ワカンダ発展の要因となった特殊な鉱石を目当てに
いろいろな勢力が圧力をかけてくる話。
前作の主人公が死んでそのまま妹が主役になるかと思いきや
国の統治は母親が行うことになり、
2人の女性で存在感を取り合う中途半端な図式。
頭が良くて頼りになるサポーター役という印象は
新しく登場した発明家の少女と重複してしまっている。
2代目ブラックパンサーが誕生するまでに2時間もかかるため
ヒーロー映画らしい戦いがほとんど味わえないし、
敵の親玉も凶暴さが足りなくて張り合いがない。
味方が着るスーツのデザインはカッコ悪いし、
そのひとつが敵の身体と同じ青い配色なのも謎。
戦い方も全体的にダサすぎるし、
とにかく観ていて興奮できる部分がない。
ほとんど見えないほど暗い画面も多く、
2時間40分もの大ボリュームの割に
まったく見応えのない2作目となってしまった。
【関連作品のレビュー】
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シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
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