なかなか乳歯が抜けない男の子が思い悩む話。
歯の生え変わりを不安に感じる話ではなく、
歯が抜けるのを待ちわびる話なのが新鮮。
クラスメイトと比べて遅れている自分が
いつまでも子供のように感じる気持ちが描かれている。
抜けた歯を枕元に置いておくことで
お金に換えてくれる歯の妖精「Tooth Fairy」の設定は
あまり日本人には馴染みがないものだが、
それをうまく絡めたストーリーが面白い。
ほとんど引っかからずに読める英文ばかりなので
英語読書にチャレンジし始めたばかりの人にちょうどいい難易度。
読後感のいい短編エピソード。