学力は高いものの惰性的な毎日を送っていた高校生が
絵を描く魅力にとりつかれていく話。
絵に何の興味もなかった主人公が
突如としてハマり込んでいくという設定が新鮮で、
経験は浅くとも強い執念を持って努力する様子に応援したくなる。
上達するためのポイントについても細かく紹介されていて、
センスが決め手のように思える絵の世界において
実は理論や知識、具体的な訓練が重要だということがわかる。
絵のタッチはやや好みが分かれるが、
近寄りがたかった美術の世界を垣間見ることができるマンガ。
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