超能力を身につけた女子中学生が
日常の中でいろいろなトラブルに遭遇する話。
藤子・F・不二雄の代表作のひとつだが、
主人公が中学生ということもあってか
「ドラえもん」などと比べるとストーリーが大人びている。
また、一話完結型でありながら
微妙にそれまでの話題が引き継がれていて読み応えがある。
話の中心が不思議アイテムとなる他の藤子作品と違い、
本作の超能力はあくまで補助的な要素で、
主人公の人間性こそが見どころ。
クラスメイトの高畑くんが主人公を支える存在となるが、
お互いの短所を補う関係になっていて微笑ましい。
「ドラえもん」や「パーマン」「オバケのQ太郎」といった
子供向けの藤子作品しか知らない人にぜひ読んで欲しい。
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