亡き母からもらったプレゼントを開ける鍵を探して
少女が不思議な国へと迷い込む話。
バレエの演目として有名な「くるみ割り人形」をベースにしているが、
映画としては惹きつけられる部分が少なく、
あまりパッとしないデキだった。
ファンタジックな雰囲気は魅力的だが、
童話を実写化した他作品でもよく観る世界観だし、
国が4つある必然性を感じなかったり、
存在感の薄いキャラクターが多くて残念。
誰にでも楽しめるよう王道的な展開にはなっているが、
本作独自の飛び抜けた個性がなく、
どの要素も無難な範囲に収まってしまった凡作。