身の回りで起きた事件の真相を暴いていく
高校生探偵を描いたミステリーマンガ。
横溝正史の推理小説に登場する名探偵・金田一耕助の孫という設定で、
ズバ抜けた頭脳と洞察力で
現場のさまざまな手がかりから真相にたどり着いていく。
コミック1冊で1つの事件を扱うほどのボリュームながら
トラブルの発生から解決までダレさせないテンポがある。
使われたトリックや事件の真相に
行き着くための手がかりがきちんと描かれており、
読んでいる方も推理に参加できるし、
後出しの卑怯な種明かしがないのがいい。
1992年とかなり古い作品ながら
今読んでもほとんど色褪せない魅力があり、
大人から子供まで楽しめるミステリーマンガの金字塔。
【関連作品のレビュー】
犬神家の一族(1976年公開劇場版)
八つ墓村(1977年公開劇場版)
金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿(パロディマンガ)