極寒の環境に変化してしまった世界で
生き残ったわずかな人類を乗せて疾走する電車の話。
車両ごとに異なる階層の人々が暮らすという設定は面白く、
社会の縮図を電車内で表現したアイデアは素晴らしい。
そういった世界観や導入部にはワクワクさせられたものの、
途中から急速に勢いをなくして中だるみしてしまった。
反乱を起こした割に各車両をゆっくり見学したり
途中で長々と会話しているような場面があり、
最初の緊迫感が途切れてしまった。
全体の筋書きはそう悪くないのだが、
とにかくダラダラとテンポが悪すぎるのが残念。
