クマを仕留めることを目指す若手猟師と
彼女に密着取材をするライターの話。
狩りをするときの注意点や銃の扱いなど
一般には知られていないさまざまな事情が
具体的に描かれていて興味深い。
序盤はそういったウンチク系の内容が主だが、
ストーリーとしては3巻から急に面白くなる。
絵も綺麗でマンガとしても読みやすいのだが、
本作で非常に残念なのは
常に語尾をだらしなく伸ばす主人公のしゃべり方。
どうにも鬱陶しく、いちいち気になってしまうし、
常に甘えているような女性のだらしなさを感じる。
ここはもっと緊張感を出して
独り立ちしている立派な様子を表現して欲しかった。
「山賊ダイアリー」と似た読み心地で
狩猟をする日々がどういうものか覗き見る面白さがあり、
いろいろと好奇心が刺激される作品。