田舎に引っ越してきた一家が
死者を蘇らせる墓のせいでトラブルに巻き込まれる話。
20年前の作品のリメイクだが、
前作がかなり完成度の高いものだったので
それを超えるまでには至らなかった。
墓に出会う流れがやや強引だったり
妻のトラウマについての描写が妙にしつこかったりと
今作は雰囲気もテンポも野暮ったく感じてしまった。
映像のクオリティに左右されるジャンルではないため
リメイクで上回れる余地が少なく、
わざわざ作り直す必要はなかったように思う。
ただ、結末に関しては大きく変更されており、
これはこれでなかなか面白い終わり方だった。
一番肝心な恐怖感に関しては前作の方が上なので、
どちらかを選ぶなら1989年版をオススメしたい。
【関連作品のレビュー】
ペット・セメタリー(1989年公開版)