美容整形の経験を公言するYouTuberが
顔にコンプレックスを抱えることで
どういう思いを味わってきたかを書いたもの。
見た目が理由でどれほど嫌な思いをするか、
手術を受ける決心をするまでにどれほど悩むかなど、
過去の経験や劣等感についてリアルに書かれており、
同じような境遇の人の気持ちがよくわかる。
整形手術について拒絶感を感じる人や
興味本位で寄ってくる人が多い中、
手術後の経過や心情を明らかにする勇気は素晴らしい。
整形に対して悪いイメージを持っていた人でも
本書を読むと印象が大きく変わるだろう。
文章としてもテンポがよくて読みやすく、
自分の欲求や理想像について
いろいろな視点から分析していて引き込まれる。
美容整形に興味がない人であっても
自己啓発本のひとつとして参考になる本。
