父親からさまざまなサバイバル能力を仕込まれた少女が
因縁の敵を倒すために動き出す話。
スピード感のあるアクションはなかなか見応えがあるが、
自分で発信器を起動しておきながら逃げ回るという流れや
敵を倒したいはずなのにわざわざ二手に分かれて行動する点など
ストーリーや設定の練り込みが浅くて没頭できなかった。
各国の言葉を教えておきながら
テレビのリモコンや電気ポットを使いこなせず、
その割に監視カメラは理解できるというのも強引。
親子の行動も逃げたいのか暗殺したいのか
堂々と決闘したいのかもよくわからなかった。
思いつきの設定を深く検証せずに作ってしまった印象で、
わずかなアクションシーン以外、特に見どころのない凡作。