刑事事件を裁く裁判官たちが
いろいろな事件の真相を究明していく話。
事件や裁判を扱うドラマは多々あるが、
弁護士や検察ではなく裁判官を主人公にした設定は珍しく、
中立の立場でありながら真相追求のために
職権をふるっていく展開が面白い。
また、普通なら対立しそうな検事たちと
妙な協力関係にあるところも微笑ましい。
よくある検察官と弁護士が論争する図式ではなく、
真実を明らかにしようとするところが清々しい。
悪を裁くという単純な筋書きではなく、
真相が明かされるとともに
裏に隠されたいろいろな想いが味わえる。
また、非常にテンポがよくて
無理に引っ張ることなく謎が解けるのも気持ちいい。
魅力的なメインキャラクターとともに
深みのあるエピソードが楽しめる良作。
【関連作品のレビュー】
イチケイのカラス(劇場版)