「伝説の最期編」に続くシリーズ4作目で、
前作で撃破した志々雄に兵器を売った男が現れる話。
剣心が「人斬り抜刀斎」と呼ばれていた頃の因縁がテーマになるが、
本作も含めてこれまで過去については描かれていないため、
原作マンガやOVA作品を知っていない限り
たびたび挿入される回想シーンの意味がわからない。
それなのに過去の情景が頻繁に入るのでテンポが悪い。
アクションは派手で見応えがあるものの
これまでの3作と似たような場面ばかりなので
今作独自の魅力を感じるほどではないし、
全体的にストーリーのテンポと悪くて没入感も足りない。
この筋書きならまず十字傷の由縁を語る前日譚を先に挟むべきで、
あまり代わり映えのないアクションをひたすら眺めるだけの
刺激の少ない4作目になったのは残念だった。
【関連作品のレビュー】
るろうに剣心(実写映画版)
るろうに剣心 京都大火編(実写映画版)
るろうに剣心 伝説の最期編(実写映画版)
るろうに剣心 最終章 The Beginning(実写映画版)
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(テレビアニメ)
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編(OVA)