娼婦である母親と貧しい暮らしをしながらも
天才的なピアノの才能を持つ少年の話。
恵まれない環境で育ったのに
人並み外れた能力を持つキャラクターというのは珍しくないし、
転校生がその演奏に心打たれる場面でも魅力が伝わってこず、
1巻だけではこの作品の面白さがよくわからなかった。
作品全体に漂うガサツな雰囲気や
ベタッとした汚らしい絵がどうにも受け付けなかったし、
友人の制止を聞かずに力任せにピアノを弾く場面など、
楽器を扱う作品として感情移入しにくい部分が多かった。
マンガとしてはクセが強く、割と人を選ぶ作品のように感じた。