ジャズピアニストとしても活動する産婦人科医を軸に
さまざまな妊婦とのやり取りを描いたもの。
「ブラックジャックによろしく」のようなタッチと作風で
嫌悪感を感じる患者を描いたエピソードが多いため
読んでいてストレスを感じる部分が多いが、
妊娠や出産にまつわる苦労と
患者や赤ん坊を助ける難しさが存分に味わえる。
「子供を産む」という当たり前の行為が
いろいろな問題と隣り合わせになっていて
難しい選択を迫られる場面が多いこともわかる。
産婦人科医が遭遇するいろいろな事例と
無事に出産できるありがたみが痛感できる作品。