自閉症の男性が書いたエッセイを映像化したもの。
周囲から見ると奇異な言動を繰り返しているように見える自閉症だが、
それがどういう行動原理によるものなのかが
症状を抱える作者自身の立場から語られている。
自閉症ならではの感覚と不自由があるせいで
健常者たちの共感や理解が得られず、
周囲からの偏見や迫害が
本人と家族を苦しめていることを思い知らされる内容。
複数の家族を切り替えながらテンポよく展開され、
自閉症の人を理解する第１歩となるドキュメンタリーだった。
【関連作品のレビュー】
自閉症の僕が跳びはねる理由（原作エッセイ）
