作家志望の青年が下宿先で出会ったカップルと
徐々に交流を深めていく話。
第2次世界大戦でのナチス・ドイツによるユダヤ人迫害や
強制収容所の知識が必要となるものの、
そこが理解できてもストーリーとして惹かれる部分がなかった。
魅力的な女性の隠された過去や感情の起伏の激しい男性、
作家になりたいという主人公の夢などの各要素が
あまりうまく絡み合っているとも思えないし、
3人の関係が行ったり来たりするばかりで
2時間30分という長さに見合うだけの内容を感じなかった。
感情移入するよりもイライラさせられる場面の方が多く、
何を見せたかったのかわからない筋書きで退屈だった。