世界征服を企む悪の怪人たちが
正義のヒーローに足蹴にされるコメディ。
子供向け特撮もののセオリーを逆手に取り、
妙に庶民的な悪の組織が
ヒモとして生活する態度の悪いヒーローに
邪険に扱われる内容になっている。
ヒーローの圧倒的な強さは揺るぎなく、
悪の組織の人の良さが伝わってきて苦労がうかがえる。
戦闘シーンは少なく、怪人の手配や日常生活との両立など
戦うまでのお膳立てに多くのページが割かれていて面白い。
自分の使命を果たすために
ヘコたれずにがんばる中間管理職の姿が楽しめる作品。