マクドナルドのメニューだけで
1ヶ月間を過ごした「スーパーサイズ・ミー」の監督が、
今度は自身でファーストフード店をオープンしようとする話。
世間の健康志向が高まる中、さまざまな店を研究して
いろいろなイメージ戦略を取り入れていく流れが面白い。
大手チェーン店で見かけるデザインやフレーズが
実に巧妙な印象操作によって成り立っていることがわかる。
また、効率を重視して品種改良された肉用鶏(ブロイラー)が
満足に生きることができない様子や
養鶏家たちが大企業に抑圧されて苦しんでいる事実など、
普段、消費者が意識していないショッキングな一面も見れる。
最終的にオープンする店が一見オシャレなのに
強烈な皮肉が散りばめられているのは最高。
シリアスなテーマの割に笑える場面も多く、
ドキュメンタリーとしても1作目より面白かった。
【関連作品のレビュー】
スーパーサイズ・ミー