人工生命体が暮らす地下世界に向けて
ある任務を受けて1人で降下する男の話。
1時間40分におよぶ長編ながら
ほとんど1人で制作されたストップモーションアニメだが、
非常に動きが滑らかな上に独特の雰囲気と大胆な場面転換で
気がつくと制作手法よりもストーリーに引き込まれてしまった。
身体がボロボロになりながら
多層構造の世界を行き来する筋書きは斬新だし、
見たことのない生き物なのに
なんとなくその生態が感じられるのが面白い。
カメラワークがチープな場面はあるが、
画面に映る端々から独自の世界観が感じられてワクワクする。
コミカルとシリアスのバランスもよく、
SF好きな人なら観ても損はないデキ。