神からの依頼を受けて
下界に住む生き物をデザインする部署の話。
デザイナーの好みや自己主張をもとに新しい生き物を考え出し、
実際に試作して問題を探るという過程が非常に面白く、
夢のあるデザインであっても、実際に生まれると
いろいろな問題が起こることがよくわかる。
架空の生き物ばかりを扱うかと思いきや実在するものも登場し、
実はその身体が非常によく考えられた構造だったことに気づく。
空想ファンタジーを現実的に考えて笑いにするノリと
生物学に対する好奇心を刺激してくれる部分とが
絶妙なバランスで融合した良作。