農村部で起きた強姦殺人事件を追う刑事たちの話。
わずかな手がかりをもとに
ジワジワと真相に近づいていく流れに引き込まれるが、
主人公の刑事たちが特別有能というわけではなく、
むしろ平気で不正な捜査をするところも新鮮。
次々と容疑者が浮かび上がるものの
なかなか尻尾を掴ませない犯人にやきもきするが、
登場人物の使い方がうまく、
2時間を超える長さも退屈しない没入感がある。
ただ、いよいよ真犯人にたどり着くかという場面になって
非常にモヤモヤする結末に大きな不満がたまる。
さんざん引っ張った割に消化不良なラストなのは腑に落ちなかった。
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