同名の小説をマンガ化したもので、
BLマンガが好きな女子高生が
実はゲイだった男子生徒を好きになってしまう話。
テレビドラマ版、映画版がそれぞれ素晴らしいデキだったので
マンガ版である本作も読んでみたが、
少女漫画のような作風と登場人物の言動が
どうにも感情移入を妨げているように思えた。
大筋はもちろん変わらないのだが、
ドラマ版・映画版との微妙な差異があり、
それがいずれもイマイチな味付けで残念。
マンガ版はどこか情緒が足らない印象で、
実写版でたまらない思いを味わった場面が
妙に空々しいやり取りになってしまっている。
キャラクターの区別がしづらく魅力も弱いので、
本作で興味を持った人はぜひ映像作品の方を観て欲しい。
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彼女が好きなものは(映画)