大学時代に発症した難病により
余命が10年以下であることを知らされた女性と
その周囲の人たちとを描いた話。
主人公やその恋人の余命が短いという設定は多々あるが、
10年という期間があまりに長すぎて危機感が薄い。
余命を知らないというだけで、事故や急病によって
もっと若い歳で死ぬ人も少なくないだろうし、
周囲が主人公をかわいそうに思う気持ちに共感できない。
本人や家族がずっとウジウジしているだけで
普通に恋愛や日常を楽しむ機会に恵まれているし、
同じ調子がひたすら続くばかりの退屈な作品。